デジタルコンテンツマガジン

2020年02月号 vol.6

ネット販売は手数料なしの販売モデルへ

2020年02月09日 09:52 by presspad_jp
2020年02月09日 09:52 by presspad_jp
ネット販売の手数料無料化はネットビジネスのトレンドから考えると当然の結果と考える。ネットビジネスは、「すべてが無料化の方向に向かう」と言う大原則を忘れてはいけない。 いま課金できるから、将来に渡って課金できると考えていたら、間違いなく将来はない。ネット販売事業者は自分の付加価値が何であるのかを考えないと「客とメーカが直接コンタクトする」のは時間の問題である。 卸店と百貨店が合体したような、ネットショップに未来があると思うのはよく考えれば間違えであると分かる話である。インターネットは「点と点の距離を無くし」、「時間と場所を飛び越えて無数と無数を繋ぐ」、「無料のインフラ」であるなかで取次手数料でビジネスができると考えるのは愚かである。 楽天、Amazonのネットショップにも崩壊の序曲が既に始まっていると考える。 1, インターネットは流通から「時間と距離」の概念をなくす。 2, インターネットのサービスは時間と共に「ただ」になる。 3, インターネットは「NとN」の無限大双方向接続を可能にする。 これは、流通では情報が中間業者(Middle-Man)を飛び越して、消費者とメーカとの直接取引が何時でも始められる状況にあります。 いま、求められるのはメーカが簡単に直販売ができる仕組みと、それを選択し繋ぐだけの検索ポータルができるのは時間の問題です。 販売手数料を徴取する従来の卸のビジネスモデルをそのまま引き継ぐネットショップビジネスは、その時は生き残っていないと確信します。

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